この記事ではナルトのデイダラの過去について紹介します。
デイダラは抜け忍で構成される犯罪集団『暁』に所属する粘土造形師で、19歳で暁に加入した最年少メンバーです。
「芸術は爆発なのだ!」を口癖としており、自らが作った粘土造形物そのものではなく、それを爆発させた瞬間に美を見出しています。
今回はデイダラが暁に加入することになった経緯と、暁加入以前の過去について紹介します。
【ナルト】デイダラの過去:暁加入
デイダラは暁からの勧誘を受けて加入しました。しかし、二つ返事で加入を決めたわけではありません。
デイダラ勧誘のため、彼のもとにイタチ・鬼鮫・サソリの3名が派遣されます。暁への加入を請われるもデイダラは「自分のアート製作に集中したい」と言いこれを拒否しました。
その発言を受けたイタチは「自分が勝ったら暁へ連れて行く」と言いデイダラと交戦。デイダラは起爆粘土を駆使しイタチを追い詰めたかと思いきや、戦闘開始時点からイタチの写輪眼による幻術の中に囚われていました。
戦闘に敗北したということ以上に、イタチの術に対し芸術性を感じてしまったことに強い怒りを感じながら暁に加入しました。
デイダラが使用する起爆粘土は禁術ではあるものの彼が生まれながらに持っていた能力ではありません。この事実とイタチに敗北した経験からデイダラには「生まれ持った力(うちは一族の写輪眼)への嫌悪」と「いずれイタチを倒すため幻術対策を講じる」といった変化が生じています。
【ナルト】デイダラの過去:暁加入以前
暁加入以前のデイダラの情報は作中ではほとんど語られていません。作中で判明していることは主にふたつです。
ひとつは元岩隠れの里の忍びであり里の爆破部隊に所属しており、禁術(起爆粘土)に手を出したために里を追われることになったということ。
もうひとつは、岩隠れの里の忍びである黒ツチから「デイダラ兄(にい)」と呼ばれていることから何らかの関係があるとされていますが詳細は語られていません。
「里を追われている」という表現をしましたが、実を言うとこのことと暁加入時の描写に時系列的な不明点があります。
ナルトの世界の忍びは里抜けの証として自らの額当てに描かれた里のマークの上に横線の傷をつけることが慣習となっています。しかし、先述した暁加入時のイタチとの戦闘描写では額当てに傷は入っていませんでした。
起爆粘土を使用していることと、そもそも暁が抜け忍を集めた組織であることからイタチとの戦闘時点で少なくとも岩隠れの里としてはデイダラを抜け忍扱いしていたはずです。
ただ、デイダラ本人としては「アート製作に集中したい」という言葉の通り自身は忍びである前に芸術家と考え、自分が里に所属しているかいないかなど気にせず額当てをそのままにしていただけなのかもしれません。
黒ツチはナルトの続編作品であるボルトの時代では土影となっていることから、今後過去回想という形でデイダラとの関係が描写される可能性もゼロではありませんが、個人的には今更デイダラのことを掘り下げるだろうかという気はしています。
【ナルト】デイダラの過去まとめ
デイダラはイタチとの戦闘に敗れ暁に加入しました。それ以前の情報は断片的であり明確には描写されていません。
しかし、断片的な情報を繋ぎ合わせてもデイダラは根っからの芸術家気質であり、自身の芸術こそが最重要事項であるというのがわかるキャラですね。